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2024年度 関西福祉大学フィリピン・スタディツアー 8月11日~16日

8月11日から16日の日程で関西福祉大学フィリピン・スタディツアーを昨年同様に開催させていただきました。NPOみちてるが依頼されて開催するスタディツアーは、参加者一人一人に実際に体験(チャレンジ)してもらうことで、通常の海外旅行や他団体のツアーでは得られない、NPOみちてるにしかできないツアーにしたいとの願いから、参加者にはできるかぎり参加・体験してもらうチャレンジ(企画)を用意し、特別なスタディツアーになるよう企画しています。

[1日目]

今年度の参加者は、大学生4人、大学職員2人を併せての6人でした。ツアーへは、当法人常任理事が日本サイドのコーディネーターとして同行しました。初日は、午後に関西国際空港を出発しマニラに到着。その後、フィリピンサイドのコーディネーター・渡辺尚美氏と合流し、参加者は初めて見る・食べるフィリピン料理を夜食に、空港からレストランまでの町並みを見て感じた感想や明日からのツアーへの期待を共有するいい時間を過ごしました。この時、すでにチャレンジ①として事前学習してきたタガログ語(現地語)を駆使して参加者それぞれ

[2日目]

2日目は、チャレンジ②として、「いろんなお店(町の小売店/サリサリストア、コンビニ、スーパー)で翌日訪問させてもらう家庭へのお土産を買おう」というチャレンジをしました。2チームに分かれて予算内で決められたお土産を決められた数購入しなければいけないルールがあるため、まず品物があるかどうか?また値段はいくらなのか?という会話が必要なチャレンジでしたが、それぞれ悪戦苦闘しながらもチャレンジをクリアしました。次にチャレンジ③として、現地通貨ペソへの両替体験を、チャレンジ④は、フィリピンで大人気のファストフード・ジョリビーで各自オーダーをし、昼食としました。チャレンジ⑤は、フィリピンの乗り合いバスともいえるジプニーを乗り継いで移動し現地の庶民の足を体験しました。その後、視察①としてマニラ大聖堂やイントラムロスを散策し、フィリピンの歴史を勉強することが出来ました。

[3日目]

3日目は、かつてのスモーキーマウンテンのふもとに建てられたSRDコンコウキョウセンター(保育園)を訪問し、支援地域を視察②として見学しました。チャレンジ⑥は、同センターで、子ども達と折り紙やパズル、絵本を英語で読み聞かせなどをして交流したのち、チャレンジ⑦として昼食にフィリピンの家庭で食べられている家庭料理をいただきました。午後からは同センターに通っている子どもの家を3軒訪問し、それぞれの暮らしぶりについてインタビューし、チャレンジ②で購入したお土産を説明を交えながらプレゼントしました。

[4日目]

4日目は、フィリピン最大の卸売街のディビソリアを視察③として行い、チャレンジ⑧としてグループに分かれて英語とタガログ語を駆使し、午後から訪問する団体KSK(Kabataang Sambayanang kristiyano)での企画のために、2グループに分かれて値引き交渉をし、予算内でプレゼントを購入できるかというチャレンジを行いました。この市場は元々値段設定も卸値価格のため値引きが厳しい中、学生たちは一生懸命英語やタガログ語を使い、身振り手振りでなんとか意思疎通をし、外国人という特性を生かして2グループとも値段交渉し、チャレンジに取り組みました。その後チャレンジ⑨としてローカルのフードコートでそれぞれに味を想像しながら注文し昼食を摂りました。その後、スモーキーマウンテンの貧困家庭の子ども達を支援している団体KSKを訪問し、チャレンジ⑧で購入したプレゼントのエピソード等をグループ毎に英語とタガログ語を使って紹介し、KSKのメンバーと交流(チャレンジ⑩)しました。その後、視察④としてKSKの案内でスラム地域を実際に訪問し、そこで暮らす家族を訪ね、生活の苦労などを聞き、質問などインタビューをさせてもらいました。

[5日目]

5日目は、チャレンジ⑫として3日目に訪問してお世話になったSRDの子ども達や保護者へのお礼のカレー作りをするために、まず材料購入をチャレンジ⑪として市場で買い出し体験をしました。その後、SRDコンコウキョウセンターの厨房を借りて、参加者全員でカレーを作り、SRDの子どもや保護者にふるまいました。厨房一つとっても日本と環境の違う中、四苦八苦しながらも創意工夫してカレーを作りあげたのは誇らしかったです。SRDの子ども達や保護者もカレーを喜んでくれ、お持ち帰りのリクエストもあったくらい好評でした。この最後のチャレンジをもって2024年度のスタディツアーを締めくくりました。


[参加者の感想]

良かった点は2つあります。1つ目は、現地の人と関わる機会が多かったことです。特に、KSKの学生たちのためにプレゼントを買っていくミッションは素晴らしい経験でした。値引き交渉をする体験はとても楽しく、英語力が足りない中で試行錯誤しながらコミュニケーションを取ることが、自分にとって大変良い学びとなりました。2つ目は、通常であれば入ることができないスラム地区に足を踏み入れる機会を得たことです。日本にいてもスラム地区がどういう場所か情報としては知ることができますが、実際に現地を訪れて五感を使って感じることは、同じ「知っている」でも全く別の意味を持ちます。人から聞いた情報では、その人の感じ方や伝え方に影響されますが、自分自身で直接感じることで、素直に自分の感覚を通じて物事を考えることができると実感しました。このような体験は非常に意義があると思いました。

6日間過ごしただけでしたが、フィリピンに行くことで日本を客観的に見ることができました。日本との違いを五感で感じられてすごく貴重な経験でした。フィリピンは日本と比べて貧富の差がすごくあると感じました。ストリートの子供達にお金やものを求められ、日本では普通に生活していてそのようなことはないので、どう対応していいかわからず少し困惑しました。食べ物や、街並み、現地の方などから文化の違いが感じることができました。実際に幼稚園や家庭訪問など、このプログラムでなければ知ることのできないようなフィリピンのリアルを学ぶことができよかったです。また、フィリピンの医療の状況についても知りたいと思いました。このスタディツアーに参加して、自分の育った国や考え方について客観的にとらえる力が身についたと思います。私自身が今回のスタディツアーへ参加して視野が広がり、たくさん学べたからこそ、このプログラムへの参加を学生のみんなに勧めたいと思います。

スラムでの食事や、ごみを集めて生計を立てている人たちの日給に驚きました。このツアーのことは、初めはスラムを支援するだけかと思っていましたが、実際に行くとスラムの街並みや街の風景、買い物の仕方、交渉の仕方話し方など色々なことを学びました。人とのコミュニケーション能力の向上や、街の仕組み、薬などがどういう風に販売されているということがわかりました。スタディツアーに参加し、思いやりや厳しさについて考えさせられました。色々な体験ができるので是非みんなにも行ってもらいたいと思いました。フィリピン・スタディツアーを振り返ると、私は6日間を通して、ずっとわくわくしていたなと思います。1日目や2日目は日本とフィリピンの違いに驚いたり、新たに気付いたりすることが多く、とても早く時間が過ぎていきました。風景や気候、音、匂いなど、いろいろなものが日本とは異なり、自分を取り囲む全てが新鮮で、とてもおもしろかったです。3日目以降は、やっと環境に慣れてきたところでしたが、自分でチャレンジしないといけないことが増えていきました。自分から積極的に行動することの大切さを身に沁みて感じ、私自身が成長できていることを強く感じることができました。私が1番良かったと思うのは、楽しみつつもたくさんの学びを得られたことです。買い物をするときは日本と物価を比べたり、遺跡を見るときは当時の日本とフィリピンの関係を考えたりすることが出来ました。1日のいろいろな行動が学びにつながったので、とても楽しかったです。私はこのプログラムへの参加を学生のみんなに勧めたいです。大学生のうちに何かやっておきたい人や、知的好奇心が旺盛な人などは、特に参加してみて欲しいなと思います。この経験は自分の将来を考える上でも参考になると思うし、何より自分の視野を広げることができると思います。学校やバイトなどであまり変化のない日常に退屈している人ほど、この機会に行動してみて欲しいなと思います。